愛をもって「わたし」を生きる

インナーチャイルドってよく耳にすると思いますが、あまりよく解らないと言う方へ・・・。

子供の頃、親や先生など大人から否定されたり、厳しい価値観でジャッジされたりしたことは誰しもあると思います。
そこで自由に感情を表現したり、反発出来ればいいのですが、出来ずに我慢してしまった場合、
その抑圧した感情がインナーチャイルドとなってしまいます。

「泣きたいのに、怒りたいのに、反論したいのに出来なかった」「怖いけどじっと我慢した」
こんなふうに自分の中に封じ込めてしまった感情です。

子供は一人では生きていけません。つまり、親に愛されない＝絶望ということなのです。
だから親の期待に応えようと一生懸命頑張ります。笑わせたり、お手伝いをしたり、勉強やスポーツを頑張ったり。

インナーチャイルドが癒されてないと、その後の人生で同じような出来事が現れます。
一見別々の出来事のように思いますが、実は繋がっているのです。
例えば、ずっとお母さんの愛情を一人占めしていたあなたに弟か妹ができた時、お母さんは赤ちゃんに付きっ切りになって、あまり構って貰えなくなります。
「お母さんは私のこと好きじゃないんだ…」
そしてあなたは「愛されてない」という傷を抱えたまま大人になります。

また、彼氏ができたあなたは、少しでも冷たくされると不安でたまらなくなります。
「私のこと好きじゃないのでは？」と思ってしまいます。これは彼氏との問題のようで実はあなたとお母さんとの問題なのです。
小さい頃お母さんに失恋したことが原因なのです。「私は愛される」と感じていれば、冷たくされたぐらいでは傷つかないはずですから。

こんなふうにインナーチャイルドは目の前の出来事を通して「まだ癒えていない傷があるよ」と教えてくれます。この場合彼氏との問題をどうにかするよりも、お母さんとの間に出来た傷を癒すことが大切ですね。そうすると彼氏との関係も改善していくのです。